肩こりからくる頭痛を鍼灸施術で改善しよう!

最近、肩こりや頭痛でお悩みの方が増えてきています。

なので、今回は「肩こりや頭痛の原因」、「鍼灸施術で改善される理由」などご紹介させていただきます。

肩こりの原因とは?

肩こりの原因は、筋肉の疲れ、血行不良によって起こりやすいといわれております。

また、肩こりを起こしやすい方は、首やお背中が緊張するような姿勢でのお仕事や姿勢が悪い方(猫背や前かがみになりやすい方)などです。

このような姿勢で日常生活を過ごされる方は、肩こりが起こりやすいといわれております。

他にも、どのようなことで肩こりが起こりやすくなるのかご紹介されていただきます。

まずは、筋肉の疲れや血行不良によって起こる肩こりについてです。

肩周りの筋肉には、たくさんの血管が通っています。筋肉は、伸び縮みすることで、血管の循環を促し、全身に酸素や栄養を送る働きもしています。しかし、肩周りの筋肉に負担をかけると、筋肉が硬く強張ってしまうため血管を圧迫し、血行が悪くなるといわれております。また、血行が悪くなると疲労物質が蓄積され、肩こり特有の症状を引き起こしてしまいます。

さらに肩こりが慢性化してしまうと、痛みの症状なども悪化し、それによって筋肉の緊張が強くなってしまう悪循環に陥ってしまいます。

他にどのような肩こりがある?

1. 肉体的ストレス

慢性的な肩こりは、日常生活や筋肉の疲れなどが原因になることがあります。逆に運動不足によっても筋力が低下してしまうためお身体を支えきれず起こる肩こりもございます。筋力が低下することで、姿勢が悪くなりやすいです。筋力は、何もしていない時でもお身体を支える働きがあるため筋力が低下してしまうと姿勢が悪くなります。

2. 精神的ストレス

精神的ストレスがかかることで、自律神経が乱れやすくなり、消化器系の機能が低下しやすくなり、反射的に肩こりが起こりやすくなります。自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2つに分かれ、交感神経は、血管を収縮させたりすることでお身体を活発的にします。逆に副交感神経は、血管を拡張させることでお身体をリラックスさせる働きがあります。ですが、自律神経のバランスが崩れてしまうと上手く副交感神経に切り替わることができず、血管が収縮してしまうため血行が悪くなってしまいます。そして、血行が悪くなることでお身体が冷え、筋肉が固まりやすくなってしまい肩こりが起こりやすくなります。

3. 環境的ストレス

現代では、スマートフォンやデスクワークのお仕事が増え、生活スタイルが変わったことによって肩こりを起こしやすくなっております。特にデスクワークは、常に前かがみの姿勢になりやすいため、胃を圧迫し血液が滞ることもあります。様々な原因が重なって肩こりが生じる場合があります。

また、寒さでお身体が冷えてしまい、全身の血行不良を起こし肩こりが起こります。冬の寒さだけでなく夏場のエアコンの冷気によっても肩こりを起こしやすいです。

など肩こりが起こる原因は様々です。

頭痛の原因とは?

頭痛には、片頭痛と緊張性頭痛の2種類がございます。どのような時に頭痛が起こるのか説明させていただきます。

片頭痛の原因

脳の血管が拡張することで、周囲の三叉神経(さんさしんけい)を刺激し、刺激されたことで発生する炎症物質がさらに血管を拡張して片頭痛を起こします。また、心身のストレスから解放された時に急に血管が拡張することがあります。お仕事のない週末などに「片頭痛」が起こることもあります。

緊張性頭痛の原因

緊張性頭痛が起こりやすい原因として、精神的・身体的ストレスからくることが多いといわれております。また、肩や首の筋肉が緊張することでも起こります。筋肉の緊張で血流の流れが悪くなり、筋肉内に老廃物が溜まりその周囲の神経が刺激され痛みが起きます。

など頭痛が起こる原因は様々です。

肩こり、頭痛の鍼灸施術について

一般的には、首や肩にある筋肉周辺に直接、鍼を打つことで筋肉のコリをほぐし、血行の改善をするアプローチをします。冷えや自律神経の乱れで起こる肩こりに対しては、肩こりの施術と一緒に自律神経の乱れを整えます。自律神経に対して施術をすることで肩こりや冷えの改善にも効果が期待できます。

頭痛に関しては、片頭痛と緊張性頭痛ではアプローチの仕方が異なります。まず、緊張性頭痛の場合ですと首や肩の深部の固まった筋肉を緩めてることで緊張をほぐし、血行の改善をすることで痛みが軽減されます。片頭痛の場合ですと、自律神経やホルモンバランスを整え、鎮痛作用を高めていき、血行の改善も行います。心身のストレスから起こる場合があるため全身のバランスを整えることが必要になります。

肩こりからくる頭痛の施術について

肩こりからくる頭痛は「緊張性頭痛」が主になります。首や肩の筋肉は長時間、同一姿勢でいると固まってしまいます。そのため、根本的に改善するために深部に固まってしまった筋肉に直接、鍼を打ち筋肉の緊張を緩めてあげます。そうすることで、肩や首周りの血行を改善し、肩こりや頭痛を軽減することができます。また、姿勢に関係している筋肉を緩めてあげることで姿勢も改善する効果が期待できます。

肩こりからくる頭痛でお悩みの方は、ぜひ鍼灸施術をお試しください!

この記事を書いた人

掛川鍼灸治療院 灸style